熊野三山めぐり(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)を車で1日で行きたいけど、おすすめのコースはある?美味しいお店や、立ち寄ったほうがいいところ、おすすめの温泉も教えてほしい。
と熊野古道オタクで語り部をしている友人に相談したら、三社をめぐる順番、おすすめの食事や温泉まで盛り込み、プランを作ってくれました。
この熊野三山めぐりコースが最高でして。
3箇所の聖域に入ることで、心身ともに浄化されるし、美味しいものも存分に食べられるし、でも相当な運動量なので食べても罪悪感がない。
よく歩いたー!と爽快な気分でクタクタになったあとは温泉で癒され…。
私は何度もこのコースで行ってるのですが、和歌山の観光プランの中でこのコースは個人的に一番楽しめます。
ぜひこれから熊野三山めぐりを1日でやりたいと思われてる方にもシェアしたいと思いました。
でも、運動量は結構ハンパないです。
あと、車は必須だから車がない場合はレンタカーを借りましょう。
クーポンで安くなる楽天トラベルレンタカーがおすすめ!
語り部作成 熊野三山めぐり1日コース
熊野古道オタクの語り部の友達に作ってもらったプランがこれです。
10:00 熊野那智大社→青岸渡寺→那智の滝
12:00 那智勝浦でランチ
13:30 熊野速玉大社→神倉神社→周辺散策・お土産買う
16:00 熊野本宮大社→大斎原(おおゆのはら)
18:00 本宮町で温泉に入る
移動距離も長く、みっちりなスケジュールですが、実際行ってみると(迷わなければ)時間通り動けました。
他にも色々調べられたなら、これを見て「3社を行く順番が変じゃない?」と思われたかもしれません。
熊野三山めぐりの順番でも書きましたが、熊野三山めぐりには一応正しい順番があり、正しくは、熊野本宮大社⇒熊野速玉大社⇒熊野那智大社 の順でまわります。
しかし、語り部友達が作ってくれたプランだとその逆の、熊野那智大社⇒熊野速玉大社⇒熊野本宮大社 に行くことになってしまいます。
ですが、まぁ熊野古道を熟知する語り部さんが「順番は一応あるけど、今の時代はそんなに気にしなくて良いよ〜」
というのだから、深くは追求してません。
それよりも、どのタイミングで何を食べて、どこで温泉に入りたいか、というのがやっぱり旅の醍醐味だと思うので。
気になる方は正しい順番で行って下さいね。
熊野三山めぐり1日コースを具体的に紹介
朝8時、田辺市を出発して、那智勝浦町を目指します。
出発地を田辺市で作成してもらいましたが、遠くなる・近くなる場合は出発時間を変更して下さいね。
10:00 熊野那智大社に到着
田辺市から大体2時間くらいで、熊野那智大社に到着します。
熊野那智大社をまずはお参り。
すごい階段が続くので最初から結構こたえます。
熊野那智大社のとなりにある青岸渡寺へ。
(隣なのに入った瞬間空気が変わるんです。私は熊野那智大社よりも青岸渡寺の神秘的な空気感が好きです。
三重塔と那智の滝という、これぞな絶景を写真に納めます。
ここから、那智の滝のある飛瀧神社へ。
だいたいここまで1時間半くらいでいけます。
一通りまわったら、車に乗ってまぐろの美味しい店がたくさんあるエリア(JR紀伊勝浦駅周辺)へ移動します。
移動時間:20分
※熊野那智大社周辺は山側なので、あまりまぐろの有名なお店はありません。
参考記事▶︎【注意】那智勝浦観光の盲点‥那智大社周辺のランチ事情
途中、ねぼけ堂というお土産物屋さんが道の途中に出てきます。
ここの黒糖ソフトクリームはめちゃくちゃ美味しいので、時間があれば立ち寄ってみて欲しい。
12:00 那智勝浦で生まぐろランチ
那智勝浦町で人気かつ、私も何度か行ってお気に入りのおすすめのお店をご紹介します。
めはり寿司二代目
めはり寿司とマグロが両方食べられる!ランチに串カツもついてて絶品。
bodai(ボダイ)
JR紀伊勝浦駅の前にあるお店。マグロ中トロカツが人気。私は創作マグロ丼の「まぐろとアボカドのポキ丼」が好き。
まぐろのヤマキ
中トロ丼と同じ価格で、黒マグロの大トロ丼が食べられるという超人気店。
詳しくは↓
ちょいと補足。
近くに「勝浦漁港にぎわい市場」という那智勝浦町のランドマーク的な市場があって、駐車場もあるしわかりやすいので、ここでランチを…という方が多いと思います。
漁港なのでここも美味しいんですが、個人的には上記にあげた3店舗の方が、それぞれのお店の工夫を凝らしていて、また価格設定もお手頃なのでおすすめです。
ランチ後、新宮市方面(熊野速玉大社)へ向かいます。
移動時間:30分
13時30分 熊野速玉大社到着
熊野速玉大社は近くに大きな駐車場もあり、また神社に入るまで平坦な道なので熊野那智大社とうって変わって色々平和です。
ですが、新宮市にきたら速玉大社の他にもう一つ行きたい神社があります。
神倉神社です。
ここは、熊野の神様が、熊野三山(速玉大社・本宮大社・那智大社)にまつられるより前、一番最初に降り立ったと言われている、あまり知られてないがけっこう凄ヤバパワースポットなのです。
が、上記お写真の通りの崖のような石段を上らないといけないのです。
本日のコースで一番ハードモードな神社です。
何回行っても、生命の危機さえ感じる恐ろしさで、しかし頂上まで行った時の達成感とこの世のものと思えぬエネルギー。これが神々しいということなのかぁ…と感じるものがあるんですね。
行くも行かないも自由ですが、靴は歩きやすいもので、荷物は少なめで。
詳しいレポート。
一通り回ったら、小腹も空いてきたことだと思います。
新宮市のおやつ・お土産
小腹を満たすのにおすすめのおやつ・お土産をご紹介します。
「香梅堂」の鈴焼き
いわゆる鈴カステラですが、ここの鈴カステラは他と全然違います。しっとりもっちりふんわり。風味が良い。
安いので、ばらまき土産にもおすすめです。(そんなに日持ちはしませんが)
むらたこ
ここでしか食べられない、創作たこ焼きのお店です。たこ焼きもユニーク、メニューもユニーク、焼いてるおばちゃんも超ユニークで話してると引き込まれます。
地元っ子に愛される、たこ焼き屋さんです。
あまりに楽しくてゆっくり過ごしてしまうと、熊野本宮大社の参拝時間(17時まで)が終わってしまうので気をつけてね〜。
腹ごしらえも済んだら、田辺市本宮町(熊野本宮大社)へ向かいましょう!
移動時間:40分
16時 熊野本宮大社到着
最後の1社、熊野本宮大社。
熊野古道の中心です。どの道も、熊野本宮大社に向かって歩くようになっているのです。
大きな鳥居をくぐると、中には5つの社殿が現れ「え?これどの順でお参りすれば良いの?」と迷うと思います。正しくはこうです。
熊野本宮大社周辺も、幸せボンビーガールで紹介されたシュークリーム屋さんの「choux」や、ガラス工房カフェ「靖」などがあり、ぶらぶら散策しても楽しいです。
時間に余裕があったら行ってみて下さい。
また、最後の最後に行きたいのはやっぱりここ、大斎原(おおゆのはら)です。
超でかい大鳥居が田んぼの中にあって、迫力満点なのですが、ここは熊野本宮大社の旧社地なのです。
この辺りは、(今でこそ嵩上げとかで大丈夫ですが)水害が多く流されやすいので、今ある場所に引っ越したんだとか。
冬場だと真っ暗になってきて、結構ぶきみ〜かもしれませんが。
熊野三山めぐりはこれで終了。
相当疲れてると思うので、温泉に入って〆としましょう。
〆の本宮町の温泉3つ
本宮町には、湯ノ峰温泉、川湯温泉、わたらせ温泉の3つの有名な温泉があります。
湯の峰温泉
古き良き日本の温泉街。めちゃくちゃ雰囲気が良い。
1日に7色も色が変わるといわれる「つぼ湯」が有名です。日帰り入浴できる施設もいくつかあります。
前に、映画「溺れるナイフ」の舞台になった旅館あづまや の日帰り温泉に入りましたが、めちゃくちゃ雰囲気がよかった。
川湯温泉
冬季限定の川の中の温泉「仙人風呂」が有名です。川からぽこぽこと温泉が吹き出してるので面白いですよ。
日帰りで入れる施設もいくつかあります。
わたらせ温泉
とても広い露天風呂が3箇所もあって、自然と空を楽しめる温泉です。
宿泊もできるし、日帰り温泉も入れます。
私はいつもわたらせ温泉に入って帰ります。
田辺市に向かう帰り道の途中というのもあるし、露天風呂が大きくて開放感があって好きなのです。
泉質でいうと、昔から湯治にも使われていた湯の峰温泉が良いです。
川湯温泉は、あまり行ったことがないので、個人的な感想が言えずすみません。
あと、わたらせ温泉の近くにめちゃくちゃ美味しい焼き鳥屋さんがあってですね。「おかげさん」というお店です。
番外:激うま焼き鳥屋「おかげさん」で夕食
食べ歩きが趣味のグルメ通な友達が「自分が知る中で一番の焼き鳥」と言って紹介してくれました。
その通り、焼き加減も塩加減も最高に美味しいです。
また、湯の峰温泉を使ったおでんもありまして、これまた疲れた体に染み渡ります。
温泉に入ってからここで焼き鳥を食べると最高。
ビールが飲めたらさらに最高。
飲むと帰れない…という場合は、近所にわたらせ温泉のホテルもあるし、おかげさんは古民家ゲストハウス おかげさんもしているので、(囲炉裏のあるすごい素敵なゲストハウス)ここに泊まるのもアリです。
一棟貸しなので空いてるかチェック↓
熊野三山めぐりコース まとめ
何度かこのコースで熊野三山めぐりをしましたが、本当に最高のコースです。
和歌山めぐりで、個人的に一番イケてるプランかも。教えてくれた熊野古道オタクの語り部友達ありがとう。
熊野の神々に参って浄化され、いろんな景色が見えて、土地土地の美味しいものを堪能し、ガッツリ歩いてガッツリ疲れて、最後は温泉で癒され…げきうま焼き鳥で〆るとさらに最高という。
ちょっと時間的にバタバタするところがあるので、朝が強い方は1時間早めに出るとなおよしです。基本的に渋滞もない道なので、ゆったり運転できます。
ぜひ、熊野三山めぐりを堪能してください。
レンタカー予約はお早めに。楽天トラベルレンタカーがお得ですよ。
コメント