こんにちは。というより明けましておめでとうございます。
きい散歩の美柑です。
初詣に熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社と三社巡りをされた方もいると思いますが、熊野速玉大社のすぐそばに、神倉神社という神社があるのをご存知でしょうか?
地元の人以外、あまり知られていませんが、なかなか凄い神社でして。
熊野の神様「熊野権現」が、熊野三山に祀られる前に一番最初に降臨された聖地と言われています。
という事は、熊野詣ではある意味一番要になるスポットと言えますが、本当にあまり知られていない「隠れパワースポット」なので、熊野三山巡りをされる際は是非訪れてみて頂きたいのですが
ただ!
ビックリするほど、もしかして死ぬかも‥
と思ってしまうほど、コワイんです。石段が・・・
石段が怖すぎる新宮市の神倉神社とは
和歌山県新宮市の熊野速玉大社から徒歩20分くらいのところに神倉神社があります。
(神倉神社にも駐車場はあります。)
初めて行ったのは3年前のお正月。熊野三山巡りに行った時でした。
熊野観光に詳しい知人から是非神倉神社に行くべきと強く勧められ行ってみて‥
なんじゃこりゃ!!!
驚愕の石段!!(写真で見るより実物はもっとエグイ)
この恐ろしい石段を上がると頂上にはご神体の大きな岩「ゴトビキ岩」があるとの事で、来たからには頂上まで行かなければ!
石段をのぼりはじめて、途中で気づく‥
上に行くにつれて余計、急で険しい石段になってないか?
と。
もはや階段というか、直角に近い崖です。
何が怖いって、これだけ急なくせに踊り場がほぼないんですよ。
踏み外したら、下まで転がり落ちるしかないという。
決して下を見てはいけません。
しかし、上を見ても途方に暮れます。
見て良いのは足元だけです。
ロッククライミングをしてるつもりはないけれど、手すりのない、踊り場のない、直角に近い急な石段を登るのはある意味ロッククライミングです。
命綱が欲しいです。
ある程度上りきると、途中から徐々に普通の石段になっていきます。
ご神体のゴトビキ岩とご対面
なんとか冷や汗をかきながら頂上まで行くと、なんと!!
なんとも不安定そうな場所に、ご神体のゴトビキ岩が。
ゴトビキとは新宮の方言でヒキガエルという意味です。ヒキガエルに似た岩という事ですね。
しかし、なんでこんな場所にこんな巨大な岩が落っこちずにあるんだろう。神秘的です。
スピリチュアルな感覚はあまりない私でもこれは何か感じるものがありました。
因みにここは、映画溺れるナイフの原作の舞台にもなった場所です⇒溺れるナイフロケ地巡り旅2 和歌山新宮市編!
ここから見下ろす新宮の街の景色も良いです。
神倉神社の石段は上ったら最後!帰りはもっと恐ろしい
危険な思いをしてここまで上ったかいがあった。
と、清々しい気分でまた下りに差し掛かり気付く‥
階段を降りるのは、のぼる以上に恐ろしい事を。
上る時は気づきませんでしたが、下りは途中から先が見えないくらい急です。
本当に直角なんじゃないだろうか。
先が見えないこの角度、ジェットコースターが頂上から一直線に降りる時の光景に似てません?
それくらい凄い石段なのです。
上ってきた時も薄々感じていた「生命の危機」感が、より一層強くなりました。
写真撮るのも命がけです。
転がり落ちたら死ぬ。
どうしよう。冷や汗をかきながら、一歩一歩着実に降ります。
ここで私の人生終わる訳にいかん!!!
と、チラッと横を見ると・・
これはきっと迂回路だ!!!
普通の山道で、決して楽な道ではなかったけれど、あの階段を降りる事を思うと断然楽。
下まで到着した時、ふうっと安堵し二度と上りたくないと思いました(笑)
その後、1年に1度くらいはここに訪れていますが、頂上まで上ることは相変わらず出来ていません。ビビりなので‥
行かれる際は歩きやすい靴と、荷物は少なめに。手を塞がないリュックが良いです。
- 〒647-0044 和歌山県新宮市神倉1丁目13−8
- 0735-22-2533
神倉神社こんなに急な石段を駆け降りる火祭りがある!
私が生命の危機を覚え、その後二度と上りたくないと思った恐ろしい神倉神社では、年に1度2月に「御燈祭」というお祭りをしています。
白装束の男性たちが、神倉神社の上から火を持ってあの階段を走って駆け降り競争するというなんとも恐ろしい命知らずなお祭りです。
転がり落ちたら大怪我、最悪は死ぬかもしれないあの石段を走って降りる、しかも火を持ってって‥。
どんな身体能力なんだ!同じ人間とは思えない。新宮の男性は肝が据わってます。
絶対に参加はしたくありませんが(女人禁制なので女性は参加できませんが)見に行くだけなら面白いです。
去年初めて神倉神社のお燈祭りを見に行ったのですが、また詳しく載せたいと思います。
続き⇒新宮市神倉神社の驚愕の火祭り【お燈まつり】に行ってみた感想。早めに行っとくべし
コメント
ここは何度かトライしましたが、やはり高所恐怖症の私には無理が有ります。
当家の開祖は熊野本宮の宮司の出なので、最初に熊野権現様が降臨なされた神倉神社は元熊野本宮とも呼ばれます。
ですから何とか登りたいのですが、どうしても足がすくんでいつも諦めます。
モノノフ様
明けましておめでとうございます。いつもコメントありがとうございます。
分かります!
なぜあんなに恐ろしい階段を作ったのか謎です。
最初から迫力満載ですが、上に行けば行くほど、踊り場もなくなりさらに急こう配になっているように思います。
でも、脚の悪そうな高齢の方も階段を上ったりしているので‥慣れなのかとも思います。新宮の方は子供の時から上っているから平気みたいですよ。
元熊野本宮と呼ばれているんですね。確かに元祖ですものね。
私もまたチャレンジしたいと思います。