南紀白浜の日帰り温泉「とれとれの湯」。
温泉や種類の豊富な岩盤浴もあり、ただお風呂に入るだけでなくて、テーマパーク的な感覚で行ける大型の温泉施設です。
岩盤浴は男女で一緒に入れるので、雨の日のデートなんかにもおすすめ。
とはいえ、想像以上に凄い量の汗をかくので、化粧したままだと確実に落ちてしまいますが、汗をたっぷりとかいた後のご飯やお酒はめちゃくちゃ美味しいです。
そんなとれとれの湯に、もう何百回と通っている常連(サウナー)の私が、「岩盤浴の楽しみ方」についてレクチャーしたいと思います。
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白浜とれとれの湯ってどんなところ?
とれとれの湯は、大型の日帰り温泉施設です。
西日本最大級の海鮮マーケット「とれとれ市場」の駐車場をはさんだ向かいにあり、買い物とセットで利用しやすいです。
温泉のほかに岩盤浴、お食事処、ゲームセンター、お土産もあるという、なんだか色々揃って1日楽しめそうなところです。
低温の炭酸風呂や浅いお風呂もあるので、熱いのが苦手な方や、子供連れでも行きやすい。
そして、高温のドライサウナと水風呂、外気浴ができる椅子もあり、サウナーにもありがたい!
温泉についてはこちらの記事でも書かせてもらったのでこのくらいにしておいて…今回は岩盤浴について書いていこうと思います。
汗出過ぎ注意とれとれの湯岩盤浴がすごい
和歌山の南側、紀南地方では岩盤浴は珍しく、ここら辺で岩盤浴に入りたいとなるととれとれの湯だけかもしれません。
ここらへんで唯一の岩盤浴ですが、種類がとても豊富なんです。
「熱」「流」「塩」「炎」「温」の5つの岩盤浴と、体を冷やす「雪」という部屋があります。
「温」の部屋は岩盤浴というか休憩スペースのような感じなので、ガッツリ汗が出るいわゆる岩盤浴は4つです。
全体的に40度前後の低温で、じんわり体の芯から温もり汗が出てくるのですが、その汗の量たるや…
サウナーの私の体感(実際に体重測って比べたところ)、サウナの倍くらいの量の汗が出ます。
私は大体いつも高温サウナに3〜4回入って、600gほど水分が抜けますが、岩盤浴だと2時間入ったら1kg以上水分が抜けます。
私の場合はですが。
岩盤浴は低温で、熱いサウナが苦手な人でもゆったり入れます。
熱
出典:とれとれの湯ホームページ
定番の岩盤浴でそれなりに温度も高め。
アジアンテイストな内装と、幻想的な音楽が流れていて心地よい空間です。
岩盤浴のプレートにはブラックゲルマニウムや中華麦飯石、トルマリンなどの天然石が使われています。
寝るところが20箇所くらいありますが、場所により使われてる天然石が違います。
また、場所によって温度も違う気がします。
入って右側の列の方が左側よりも熱い気がするんです。
寝るには左側の方が適度な熱さなので、私は左側しか使いません。
熱いのが苦手な方は長時間はしんどいかもしれませんが、個人的には寝やすくて汗が出やすいので、一番好きな岩盤浴です。
(ただ、結構寝てる人が多くて、すんごいイビキとか聞こえてくるハズレデーもあります)
流
出典:とれとれの湯ホームページ
天然石の砂利が敷き詰められ、水が流れる音がする癒し効果たっぷりな岩盤浴。
天然石の上に岩盤浴マットを敷くので、ゴロゴロと石がツボを刺激してイタ気持ちいい。
温度は「熱」より低めで、熱いのが苦手でも長く入れそうです。
ただ、水が流れてるからなのか湿度はかなり高いです。
塩
出典:とれとれの湯ホームページ
壁一面真っ白でほんのり透けた、何かの結晶のようなタイルが埋め込まれているのですが、なんと塩のタイル「ソルトタイル」なるものが埋め込まれています。
横になる場所も、塩の結晶がゴロゴロと敷き詰められています。
ソルトタイルの「ほんのり透け」を利用して、タイルの裏から照明がキラキラと優しく光ります。
かまくらの中にいるような白い空間が神秘的。流れる音もこれまた神秘的です。
温度は30度台後半であまり暑くないけれど、塩の発汗効果を利用して低温でも無理なく汗がかけます。
「熱」や「流」よりも人が少ないことが多いので、ゆっくり過ごせます。
どこの部屋もその岩盤浴に合った独特の音が流れてるんですね。ヒーリング的な?
炎
出典:とれとれの湯ホームページ
室内真ん中にドーンと、炎赤炉という名のアツアツの石が。
室内温度は70度くらい、木で作られた岩盤浴で、岩盤浴というよりちょっと温度が低めのサウナって感じです。
他の岩盤浴と違い仕切りがなく、オープンな空間です。
この炎の部屋で1日4回、ロウリュウアトラクションというイベントが行われています。
炎赤炉にアロマ水をかけて高温の蒸気を発生させ、大きなうちわでスタッフさんが熱波を送ってくれます。
一気に大量の汗をかくので、めちゃくちゃ爽快です。
温
ここは休憩スペースのようなところ。床がほんのり暖かく、テレビと漫画、寝転べる座椅子があり、漫画にハマってしまうと沼です。
結構な量の漫画があるんですよね…
せっかく岩盤浴に来たの、ほとんど岩盤浴をせず漫画喫茶に行ったみたいな状態になってしまうので。
雪
出典:とれとれの湯ホームページ
雪の部屋は、クールダウンの部屋です。
サウナでいうところの水風呂的な場所ですね。
数分で体全体しっかり冷やせます。
壁一面天然石が埋め込まれていて、触るとひんやり冷たくて気持ち良いです。
雪の部屋という名前だけあって、以前は天井から氷が削られて雪が降っていました。
とれとれの湯に行くなら、宿泊はとれとれヴィレッジがおすすめです。
とれとれの湯岩盤浴の利用方法
岩盤浴を利用する場合は、岩盤浴のみでの利用はできません。
温泉の入浴料と岩盤浴と両方の料金がかかります。
料金…
- 入浴料 850円
- 岩盤浴 900円
なので合計1750円です。
また、中学生以上でないと岩盤浴は利用できません。
受付で手首につけるバンドと岩盤浴用のバッグを渡されます。
バッグの中に岩盤浴の時に着る館内着と、岩盤浴に敷く大きなタオルが入っています。
先に2階の入浴施設でお風呂に入り、体を洗ってから館内着に着替えます。
(館内着を着る時、女性はブラジャーを着けるか迷うと思いますが、つけなくてもほぼ透けません)
館内着に着替えたら1階にある岩盤浴へ!
とれとれの湯常連が教える岩盤浴の楽しみ方
ロウリュウアトラクションの時間を確認
とれとれの湯岩盤浴の目玉は、熱の部屋で行われるロウリュウアトラクションです。
熱波を発生させて一気にあおいでくれ、尋常じゃないほどの汗をかけるというイベントですが、これは1日4回実施しています。
実施時間はこちら。
私はいつもこのロウリュウアトラクションの時間を狙って行くようにしています。
大体、14時のロウリュウに間に合いたければ、13時に入館し、入浴してから13時半に岩盤浴に来て、1回汗をかいた後、14時のロウリュウに参加するという感じです。
(時間がある時は、それから2時間岩盤浴して16時のロウリュウに参加して終了ってこともあります。)
たまに、観光客の方とかでロウリュウアトラクションを知らなくて、時間になっても漫画を読みながらゴロゴロしてる方がいるので、勿体無いな〜って思います。
先に入浴で体を温めること
とれとれの湯スタッフの方に効果的な岩盤浴の入り方について聞いたところ、先に入浴をしっかりして体を温めた方が岩盤浴で発汗しやすいそうです。
岩盤浴をする場合、必ず入浴もしないといけないので、先にお風呂で体を洗ったり入浴をします。その最初の入浴を体が温まるまで入る方が良いのだとか。
確かに、サウナに入る時も先に入浴して体を温めた方がよく汗が出るので、納得でした。
1回15〜20分を目安に入る
1回大体何分くらい入れば良いか?というと15〜20分くらいです。
大体これくらい入れば大量に汗が出てきます。
私なんかは慣れてしまったので、30分以上岩盤浴内で爆睡してることもありますが…
4箇所の岩盤浴があるので、全て入って休憩時間を入れると大体2時間あれば十分楽しめます。
うつ伏せ・仰向け両方やろう
うつ伏せか仰向けか、どっちが良いかというと両方やった方が良いと思います。
私は、まずうつ伏せで5〜10分入ります。この時点で大体寝てしまいますが。
その後仰向けになって10分ほど入り、最後は脚のマッサージなんかをしてむくみを流すようにしています。
また、体調が悪い時や体の気になる部分がある時はそこを重点的に温めるイメージをすると、なんか良いですよ。
私は体の中で気になる部分、例えば腰痛がひどいって時は、仰向けになって寝て腰周辺を徹底的に温めるイメージをすると、だいぶ楽になります。
水はたっぷり
岩盤浴では尋常じゃないくらい汗が出ます。
また水分をしっかりとった方がよく汗が出ます。
岩盤浴施設内には冷蔵庫があるので、1リットルくらいの水を持っていくことをオススメします。持っていくのを忘れても、近くに自販機もあるしスタッフさんがいるカウンターもあるので大丈夫です。
とれとれの湯岩盤浴の注意点
初めてだと分からない、とれとれの湯岩盤浴のちょっとした注意点をご紹介します。
スマホや貴重品の置き場はない
貴重品置き場がないんですよね。
財布はなくても最初に渡されるリストバンドで館内の買い物ができるので(できないものもある)大丈夫なんですが、スマホはやっぱり持ち歩きたいですよね。
なんですが、貴重品置き場はありません。
荷物置き場があって、そこに岩盤浴マットを入れたバッグを皆置いてるのですが、その中にスマホを置きっぱなしにしたりします。私は。
ただ、皆同じバッグなので、スマホを入れっぱなしにすると間違えて誰かに持って行かれる可能性があります。
冷蔵庫があるんだから、貴重品用のロッカーも作って欲しいところです。
岩盤浴内は静かに、喋らない
岩盤浴内は超リラックスできる空間なので、会話はNGです。
疲れを取りたいと、寝るために来てる人もいるので。
ですが、デートやグループで遊びに来た人たちは、喋りたい人が多いのか「会話NG」と岩盤浴に注意書きがあるにもかかわらずペラペラ喋ったりするんですね。
岩盤浴に疲れを取りに、癒されに来てる人にはとても迷惑なんです。
温泉テーマパーク的な感覚で楽しめる場所ではありますが、岩盤浴内は基本喋らないこと。
ただし、マンガが置いてある「温」の部屋はテレビもあって休憩所的なスペースなので会話しても問題なし。
また、ロウリュウアトラクションがある「炎」の部屋も、他の岩盤浴のように区切りがなくて、サウナみたいな感じなので、結構喋ってる人が多いです。
化粧は落とそう
化粧したまま入ってる方をたまに見かけます。
デートとかで落とせないのかな…?と思うのですが、化粧をしているとせっかく発汗しようとしてるのに化粧で塞いでしまうので、勿体無い!
サラサラと綺麗な汗をかくために化粧は絶対に落とした方が良いです。
また、汗をかくので結局化粧は崩れます。
崩れると余計汚くなってしまうので、どうせ直さないといけないなら最初から落としておいた方が良いです。
(すっぴんを彼氏に見せたくない…ということもあると思いますが、岩盤浴内ではほぼみんなすっぴんで、化粧してる方が逆に浮いて見えます)
まとめ
岩盤浴の後は体の老廃物が流れスッキリして、肌がぷるぷるに!
化粧ノリもめちゃくちゃ良くなります。
また、汗をかいたあとのご飯とお酒がこれまた美味しいんです。
ぜひ、とれとれの湯岩盤浴でがっつり汗をかいて爽快感を味わって下さい。
とれとれの湯に行くなら、宿はとれとれビレッジがおすすめです。
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