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熊野古道を語り部と歩く 発心門王子~熊野本宮大社コースの所要時間や感想①

熊野古道

熊野古道 発心門王子
こんにちは。

きい散歩の美柑です。

今回初めて、熊野古道を語り部さんと歩きました。

通常語り部さんにお願いすると、それなりに費用がかかるのですが
日曜語り部だと1000円で語り部さんと歩けるのです。

日曜語り部について詳しくはこちらです。

コースは、発心門王子~熊野本宮大社まで。

このコースはアップダウンが少なくて初心者向けでもあるし

熊野古道のコアゾーンでもあり、ゴールが熊野本宮大社というイイトコ取りなゴールデンコースです。

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熊野古道発心門王子~熊野本宮大社までを語り部さんと歩く

スタート地点の発心門王子までは、熊野本宮大社からバスで移動します。

熊野古道は要所要所に駐車場があるので、車で行けるところがほとんどですが、発心門王子は駐車場がないんですね~。

バスに揺られる事10分少々、発心門王子停留所に到着。

ここから少し歩くと発心門王子です。

9:46 発心門王子

発心門王子は、九十九王子の中でも特に重要な五体王子の一つで、格式が高い王子社です。

発心門王子

王子社といっても古くからあるところと、まだ歴史の浅いところなど色々あるんですね。

この石碑は、鎌倉時代に熊野詣をした歌人の藤原定家が残した歌が書かれています。

入りがたき み法の門は けふ過ぎぬ いまより六つの 道にかえすな

「仏法の門をくぐったからにはもう引き返さない」
という意味です。

石碑より山の下の方に目をやると、藤原定家が泊まったとされる宿があった場所に看板が建てられています。

宿の柱にさきほどの和歌を書いて残していかれたそうです。

ちょこっと熊野古道豆知識 案内板の意味

これは発心門王子のバス停があった場所ですが、こんなものが。

「熊野古道 中辺路 62」

と番号が書かれています。

これは何かな?と思っていたんですが、これは500メートルごとに建てられているのです。

なので、出発点の番号を覚えておけばどれくらい歩いたかが分かりますよね。

熊野本宮大社は75番なので、7キロの道のりです。

歩き疲れてきても、これを見るとモチベーションが上がります。

次は水呑王子を目指して歩きます。

水呑王子までは舗装された道が続き、まわりには家もチラホラ。

熊野古道と言えど、この道は生活道路なのです。

田んぼがあり茶畑があり、昔ながらの家があり。そして山の上の方に目をやると墓地がある。

この地に生きて、この地の恵みを頂き、この地に還る。山の上から自分の里を見下ろす‥

まさに日本の原風景です。

熊野古道の道には、様々なお地蔵さんが現れます。

お地蔵さんにはそれぞれ役割がありまして、例えばこのお地蔵さん、これは歯痛を治してくれるお地蔵さんです。

歯痛のお地蔵さん

昔は歯医者などないので、歯医者代わりだったようです。

語り部さんは、それぞれの王子社の説明や歴史の話、そして
道端に咲く草花についても説明してくれます。

舗装された道やちょこっと山道なども混じりながら、ゆっくりと歩く事1時間。

10:45 水呑王子到着

水吞王子

お地蔵さんと、水吞王子と書かれた碑が建てられています。

和歌山産の珍しい石、緑泥片石で作られた碑です。
水をかけると色が緑色っぽく変わります。

水吞王子は廃校の隣にあります。

モダンな建物に見えますが、明治に建てられた小学校なんですって。
廃校後、現在は使われていないそうです。

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次は伏拝王子を目指して歩きます。

ここまでは舗装された道がほとんどでしたが、ここからが熊野古道らしい山道を歩く事になります。
熊野の聖地の入り口です。

「蘇りの森 熊野」

熊野古道を歩くと、心も身体も魂も浄化されると言われています。

やっぱり山の中は涼しくて気持ち良い。
半時間ほど、山道を歩きます。

山道を抜けるとまた舗装された道へ。

ここから坂を登ると、伏拝王子はあと少し!

11:47 伏拝王子に到着

熊野本宮大社の旧社地「大斎原」が昔はここから見えたそうで、
その景色を見て感動し伏し拝んだ事からこの名前が付いたんだとか。

(大斎原の大鳥居が見えると思ってたので残念!)

隣に何やら歌が残されていますが、これは平安中期の女流歌人、和泉式部が詠んだとされる歌です。

晴れやらぬ身のうき雲のたなびきて 月の障りとなるぞかなしき

「熊野詣でせっかく本宮大社手前のこの地まで来れたのに、なんとこんな時に生理が来てしまった!これでは本宮大社も参れない‥」

と残念に思った時の歌だそうです。

(女性の生理は汚いもの「穢れ」と言われ、神様が嫌うからです。)

しかしその夜、熊野権現が現れて
「熊野の神はそんな事気にしないよ~。」(まぁこんな感じでしょうか 笑)

と言ってくれたそうです。

熊野の神はなんと寛大な事だろう、というお話です。

時間も12時前と丁度良く、この後伏拝王子の下にある休憩所でお昼休憩を取ります。

熊野古道発心門王子~伏拝王子までの所要時間

歩き始めたのが9時40分頃で、伏拝王子に到着したのが11時47分。

2時間くらいかけてここまで歩きました。

通常はここまで1時間くらいで歩けるみたいですね。

熊野古道を語り部と歩く 発心門王子~熊野本宮大社コースの所要時間や感想②に続く。

語り部さんとみんなで歩くので、普通に歩くよりもゆっくりペースですが
語り部さんの様々な話を聞きながら歩くので、ただ歩くよりすごく充実していました。

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