こんにちは。きい散歩の美柑です。
前回の太地町立くじらの博物館へ行ってみた感想の続き
太地町のくじらの博物館は、博物館だけではなくクジラやイルカと触れ合える施設やイベントが沢山あります。
ですが私は今回、イルカと触れ合うのが目的ではなく、アルビノイルカのスピカちゃんを見ることを目的にこの博物館に行ったのです。
珍しいアルビノバンドウイルカのスピカちゃん
くじらの博物館から少し離れた、海洋水族館マリナリュウムにてアルビノイルカのスピカちゃんがいます。
ここに入るのに別途入場料などは要りません。
入るとトンネル型の水槽がドーンと現れます。
イルカたちが楽しそうに泳いでおります。
そんな中一際目立つ、ちょいとほかのイルカより大きめな、白く輝くボディのイルカが!
こ、、神々しい!!
アルビノバンドウイルカのスピカちゃんです。
他のイルカとなんら変わらず楽しそうに泳いでいる。
なんて優しそうな目なんだ!!!
水槽の中をくるくる回っているだけなんですが、時にはガラスをツンツンしに来てくれたりするので、可愛すぎて見とれて動けなくなります。
アルビノイルカとシロイルカの違い
私がアルビノイルカのスピカちゃんを見に行った日、ノルウェーで人懐っこいシロイルカが見つかり、胴体にカメラが付いていたのでスパイイルカなのでは・・?
なんて話題が世間を賑わせてたようですが、シロイルカはそんなに珍しくはないようです。
と私は思いました。
その答えは・・水族館の中に詳しく書いていました。
何が大きく違うかというと、体の色を作り出すメラニン色素を生成できるかできないか?
アルビノとは、遺伝子の異常で先天的にメラニン色素を作り出す事ができない個体を言います。
人間にもいますし、実験に使われる白いハツカネズミとか、白ウサギなんかもアルビノ。
一方シロイルカは白変種というもので、メラニン色素を作り出す能力はあれど、突然変異で色素が減少して白化したものです。
ホワイトタイガーなんかも白変種です。
同じ白なのでアルビノか白変種か、違いがパッと見では分かりませんが、アルビノの場合色素が作り出せないので毛細血管が透けて、皮膚が薄い所はピンクに見えます。
また、目も血管がそのまま見える為赤いです。
(人間のアルビノの場合目は赤ではなく青いようです。不思議)
スピカちゃんも目が赤いし、尾びれはちょいとピンクでした。
アルビノはメラニン色素を作り出す事が出来ないので、紫外線に弱く、皮膚ガンのリスクがとても高いそうです。
また白いと目立つので自然界での生存は難しいんだとか。
というわけで、スピカちゃんは紫外線に当たらないように、いつも水族館の室内の水槽で泳いでいる訳です。
アルビノイルカは自然界での生存も難しいけれど、飼育される事も珍しいらしく、アメリカに次いで太地町で2例目だそうです。
そう思うとより神々しいではないですか~!!
世界初!全身白のハナゴンドウも
外にも白いイルカがいたので、最初あれがアルビノイルカ?と思ったら、ハナゴンドウのハマタくんでした。
こちらは白変種なので、日光の下でも問題ないそうです。
なんか笑ってるみたいで愛らしい‥
もう一頭、牛みたいな白黒のハナゴンドウは見る事ができませんでしたが、クジラにも色々な色があるんですね~。
こんなド田舎なのに、太地町くじらの博物館には激レアなイルカやクジラがいっぱいです。
⇒イルカやクジラに触れる!太地町立くじらの博物館へ行ってみた感想
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